概要・まえがき
概要
Infrastructure Manager Service とは
Infrastructure Manager Service(以降 ISM Service と呼びます)は、お客様の IT インフラを管理およびお客様環境のサーバーにリモートアクセスするためのサービスです。
利用者は、オフィスや自宅など場所を選ばず、インターネット経由でブラウザーから ポータルにアクセスし、エージェントを介してインフラ管理、リモートアクセスが可能です。
ISM Service を構成するコンポーネントを以下の表で説明します。
| コンポーネント名 | 説明 |
|---|---|
| ポータル | ISM Service のポータルで、GUI を提供します。 ブラウザーだけで、お客様環境のデバイスの状態やイベントを確認することができます。 |
| エージェント | お客様環境に設置するエージェントです。 エージェントの提供形態については、導入ガイドを参照してください。 |
ISM Service の製品体系
ISM Service は、以下の必須ライセンス・オプションによって構成されます。
サービスの利用にあたっては、必須ライセンスとして、ISM Service Essential を契約してください。
オプションサービスを利用する場合は、必須ライセンスと併せてオプションサービスを契約してください。
本書では、主に ISM Service Essential の機能およびその使用方法を説明します。
- ISM Service Essential
- サーバーの状態監視・故障等のイベント発生時のメール通報など、お客様環境の監視するための機能が利用できます。
- ISM Service Remote Access (オプションサービス)
- お客様環境のサーバーにリモートデスクトップ・SSH 等で接続し、メンテナンス等の業務を行うための機能が利用できます。 また、安全に接続するためのセキュリティ機能を有しています。
- 本オプションについては、
ISM Service Remote Access 利用ガイド
を参照してください。
※本オプションは、当社より提供していた Tunaclo Remote Desktop サービスと同じ機能・構成を有しています。
用語集
このマニュアルで使用する用語について以下の表で説明します。
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| ISM Service ポータル | ISM Service のポータルサイトを指します。Web ブラウザーでアクセスします。本書では「ポータル」と略記する場合があります。 |
| ISM Service エージェント | ISM Service Essential の機能を利用する場合に必要なエージェントを指します。本書では「エージェント」と略記する場合があります。 |
まえがき
本書をお読みになる前に
- 本書の著作権は、エフサステクノロジーズ株式会社にあります。
- 本書の一部または全部を無断で使用、複製できません。
- 本書に記載されている事柄は、将来予告なしに変更することがあります。
本書の目的
本書は、ISM Service ポータルを用いて、遠隔地の装置・ポータルの利用者・アクセス履歴などを管理する方法を、管理者を対象に説明しています。
本書の読者
本書は、ISM Service を利用し、お客様インフラを管理・運用する管理者の方を対象としています。本書を読むためには、以下の知識が必要です。
- 管理対象装置(サーバー等)に関する基本的な知識
- インターネットおよびローカルネットワークの基本的な知識
輸出管理規制
本マニュアルを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等をご確認のうえ、必要な手続をおとりください。
商標
- Microsoft、Windows、Windows Server、Azure、Microsoft Authenticator、Microsoft Edge またはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- Google、Google Chrome および Google Authenticator は Google LLC の商標または登録商標です。
- そのほか、本マニュアルに記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
なお、本書では、システム名または製品名に付記される登録表示(™ または ®)は、省略しています。