ISM Service エージェントの導入
ISM Service を利用するには、ISM Service ポータルとの通信を中継する ISM Service エージェントを構築する必要があります。
ここでは ISM Service エージェントを構築する手順を、お客様の環境に合わせて説明します。
インストーラーのダウンロード
ISM Service エージェントのインストーラーは、ISM Service ポータルからダウンロードできます。
手順については、操作ガイドの
エージェントのダウンロード
を参照してください。
エージェント認証キーの取得
操作ガイドの
エージェント管理
を参照し、エージェント認証キーを控えておいてください。
初めて ISM Service を利用される場合は、エージェント認証キーの更新を実施し、認証キーを生成してください。
ISM Service エージェントをインストールするサーバーの設定
PRIMERGY には、OS および iRMC の事前設定が必要です。 以下の手順で実施してください。
OS(Windows Server)の設定
- 日付と時刻を以下のいずれかで設定します。
- [設定] > [時刻と言語] > [日付と時刻] から設定します。
- PowerShell の
Set-Dateコマンドで設定します(管理者権限が必要です)。- 例: 管理者として PowerShell を開き、次のコマンドを実行します。
Set-Date -Date "2025-09-11 12:34:56"
- 例: 管理者として PowerShell を開き、次のコマンドを実行します。
iRMC の設定
各項目の詳細な手順については、ご利用のサーバーに搭載されているバージョンの iRMC Web インターフェース ドキュメントを参照してください。
設定手順
管理者権限で iRMC にログインし、以下の設定を実施してください。
- iRMC Web インターフェースの
adminユーザーのパスワードを設定します。- [設定] メニュー > [ユーザ管理] > [iRMC ローカルユーザアカウント]
- iRMC の日付と時刻を設定します。
- [設定] メニュー > [ベースボードマネジメントコントローラ] > [時刻同期]
- iRMC の IP アドレスを設定します。
- [設定] メニュー > [ネットワーク制御] > [IPv4 プロトコル]
- エージェントをインストールする OS(Windows Server)から、この IP アドレスに HTTPS アクセスが可能なことを確認してください。 ご不明な場合は、お客様のネットワーク管理者にご相談ください。
ISM Service エージェントのインストール
以下の手順でインストールしてください。
ism-service-agent-install-<version>.exeを実行(管理者権限が必要)- 使用許諾契約書の同意画面が表示されるので、内容を確認し、[同意する] を選択し [次へ] をクリック
- パラメーター設定画面で以下の情報を入力し、[次へ] をクリック
項目 設定内容 iRMC IP アドレス iRMC にアクセスするための IP アドレスを指定します。 iRMC ユーザ名 iRMC にアクセスするためのユーザ名、通常は adminを指定します。iRMC パスワード iRMC のユーザに対応するパスワードを指定します。 エージェント認証キー 前述で控えておいたエージェント認証キーを指定します。 - 情報画面が表示されるので、内容を確認し、[次へ] をクリック
- インストール準備完了画面で[インストール] をクリック
- [完了] をクリックしてインストーラーを終了
ISM Service エージェントのインストールが完了すると、ISM Service ポータルのサーバー管理画面に、対象サーバーの情報が表示されるようになります。 操作ガイドの サーバー管理 を参照し、エージェントを導入したサーバーが表示されるか確認してください。